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自由だけど寂しい「おひとりさま」(産経新聞)

 働きながら主婦業をこなす人、はたまた専業主婦など、これまで主に「結婚後」の女性のライフスタイルを取り上げてきたが、今回は「おひとりさま」とも言われる独身女性を取り上げてみたい。

 「おひとりさま」は、ジャーナリストの故・岩下久美子さんが平成13年、同名の著書(中央公論新社)で「個が確立できた大人の女性」と定義したのが始まり。17年に流行語大賞にノミネートされると、女性誌などで1人で旅行や食事を楽しむ女性をターゲットにした特集が組まれるようになり、その後は、未婚女性を指す言葉としても使われるようになった。

 そんな「おひとりさま」生活を選び、自由を謳歌(おうか)する独身女性からの投稿もある。

 《やはり一人でいる時間が好きで、自分にとって大切だったと思います》とは、東京都の女性(42)の意見。一部上場企業でエンジニアとして働いており、40代を前に当時付き合っていた男性と同棲(どうせい)生活を始めたが、半年で破局した。《自分の人生ではなくなってしまったようで窮屈》だったからだという。

 30代で購入したマンションのローン返済が間もなく終わることもあり、50代には仕事をリタイアして、英語力を生かしたボランティアを目指すそうだ。

 また、別の独身女性(45)も《自分磨きができるのは独身だから》と感じている。美容に気を使い、エステやアロママッサージなどを定期的に楽しんでいるという。

 一方、和歌山県の女性(50)からは《事情がある方以外は子どもを産むのが女性の使命。独身主義なんてただのわがまま》という厳しい意見が寄せられた。確かに、日本の少子化は切実な問題。《子供が生まれて感じる幸せがある》という意見も多く、独身生活を満喫するといっても、なかなかうらやましいと思えない部分もある。

 今のところ、筆者は「おひとりさま」。夜遅く仕事を終えて真っ暗な部屋に帰る生活は、自由ではあるが寂しくもある。結婚や出産以前に、せめて恋愛ぐらいは…との思いも募っている。(佳)

 「風」は大型連休後までお休みをいただきます。引き続き「女の生き方」をテーマに、ご意見をお待ちしています。

Eメール Kaze@sankei.co.jp FAX 06-6633-1940 郵送 〒556-8661(住所不要)産経新聞社会部「風」 お便りには、ご自身の電話番号、年齢を明記してください

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